タマモプラネット（2010年生、母チャームスター）

タマモプラネット（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋惑星。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したチャームスターが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。2018年の京都ジャンプステークス(JG3)に勝利した他、2017年の東京ハイジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月1日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のシナジーウィスパーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2013年）

2月9日、中9週で迎えた2戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーシンヘディングにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた10戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

7月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた16戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったティアップワイルドから2馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒラボクインパクトに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5歳（2015年）

1月31日、中6週で迎えた18戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファイヤーに約13馬身の大差をつけて3勝目をつかんだ。

3月14日、中5週で迎えた19戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月16日、中8週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のオールアズワンをクビ差制して勝利を手中に収めた。

6月27日、中5週で迎えた21戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた23戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小坂忠士騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2016年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で小坂忠士騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月12日、約9か月の休養明けで迎えた25戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小坂忠士騎手（9戦3勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2017年）

8月26日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた26戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小坂忠士騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月15日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で小坂忠士騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月11日、中3週で迎えた28戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小坂忠士騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルフィエスタからアタマ差の2着に甘んじた。

8歳（2018年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は14戦連続で小坂忠士騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤジタイガに8馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

3月24日、中7週で迎えた30戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小坂忠士騎手（14戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で小坂忠士騎手（15戦4勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月25日、中8週で迎えた32戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で小坂忠士騎手（16戦4勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

10月14日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で小坂忠士騎手（17戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤジタイガに3馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。

9歳（2019年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた35戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（18戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアットザトップに約20馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

5月11日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（19戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（20戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。