マルイチバンバン（1999年生、母メイショウフレスコ）

マルイチバンバン（1999年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したメイショウフレスコが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。戦績は、中央平地39戦4勝。2003年のすばるステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広田牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、小林茂行によって1,165.5万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（9戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオートジェットに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月28日、中5週で迎えた13戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月6日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（12戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（14戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトーブマイニングに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2003年）

1月25日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（15戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアップアンドカマーに1馬身1/4の差をつけて制した。

2月15日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた22戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

11月23日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（17戦3勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月21日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（18戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（19戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウォーターソルファをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

3月13日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（20戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（21戦3勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた30戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月24日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（22戦3勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（23戦3勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた39戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。