ファサード（2005年生、母ポンデローザ）
Facade
2005.03.11
ファサード（2005年3月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「外観（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時16歳）と交配したポンデローザが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1九。
経歴
デビュー前
宮本博厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2007年）
11月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。
11月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。
3歳（2008年）
8月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。
9月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。
9月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったリバーアゲインにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。
12月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。
4歳（2009年）
1月21日、中2週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、雪晴特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。
2月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。
2月20日、中1週で迎えた9戦目は、アメジスト特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。
3月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、春田特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。
11月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2-14 15（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。
12月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。
12月29日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラヴキャラに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
5歳（2010年）
1月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったグレイホークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
2月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。
3月18日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったシュガーリックにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
4月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。
5月19日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のカウボーイに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。
5月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャープブルーベルをクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。
6月28日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。
7月16日、中2週で迎えた21戦目は、わし座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
8月17日、中4週で迎えた22戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
9月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のバンダムチョッパーに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。
10月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（12戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
10月23日、中1週で迎えた25戦目は、週刊Gallop賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（13戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したオリヅルに3/4馬身届かず2着に敗北した。
11月8日、中1週で迎えた26戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（14戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。
6歳（2011年）
4月22日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（15戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。
5月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（16戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。
7月11日、中8週で迎えた29戦目は、荒川区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（17戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。
8月15日、中4週で迎えた30戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（18戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
12月31日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（19戦4勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。
7歳（2012年）
1月20日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の一般C2十八 C3一（大井ダート1600m 内回り 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（20戦4勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。