テーオーフォース（2015年生、母キャンディーストア）

テーオーフォース（2015年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+力強さ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時16歳）と交配したキャンディーストアが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2022年のコスモバルク記念(地方重賞)に勝利した他、2021年のコスモバルク記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月8日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3歳（2018年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリプルレインボーに約11馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月17日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウケンスターダムに4馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

12月15日、中3週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4歳（2019年）

2月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラヘラクレスを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

4月7日、中4週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月5日、中3週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月9日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンライズセナに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2020年）

1月12日、中6週で迎えた17戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月29日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月31日、中3週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月29日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（8戦2勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6歳（2021年）

1月24日、中5週で迎えた22戦目は、G2の東海テレビ杯東海ステークス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

5月4日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた24戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、クインズサターンに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月3日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた26戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた27戦目は、サトノダイヤモンド・プレミアム（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた28戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた29戦目は、がんばれ馬産地!日高特別（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7歳（2022年）

4月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンカブルスターに2馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた32戦目は、地方重賞の旭岳賞（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で服部茂史騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で服部茂史騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で服部茂史騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

4月26日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、北斗桜回廊特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

8歳（2023年）

5月11日、約6か月の休養明けで迎えた35戦目は、たきかわ菜の花まつり特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で服部茂史騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で服部茂史騎手（12戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた37戦目は、サートゥルナーリア・プレミアム（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で服部茂史騎手（13戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた38戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ダイモンジソウ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた39戦目は、コントレイル・プレミアム（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったエンリルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた40戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーガウディを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って久々に勝ち星を挙げた。