ケイアイプリティー（2001年生、母スターランズ）

ケイアイプリティー（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋可愛い」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したスターランズが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスパティオを差し切れず、2馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンタブレイヴを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月24日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4歳（2005年）

4月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた17戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアストロンに4馬身の差をつけて優勝