ミスブラックアイ（2004年生、母シンセイグルーヴ）

ミスブラックアイ（2004年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したシンセイグルーヴが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方27戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2007年の江戸菊特別。

経歴

デビュー前

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ロイヤルボスに3/4馬身交わされて2着となった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、コリンシアンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、エスプリドナルドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月3日、中5週で迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の週刊競馬ブック賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、エスプリダグラスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったリコーレッドにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3歳（2007年）

2月28日、中8週で迎えた9戦目は、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアクアフレイバー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月8日、中4週で迎えた13戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた15戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクローバー特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（10戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすすき特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったロイヤルスパークに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月1日、中0週で迎えた17戦目は、3歳戦の江戸菊特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のアクアインカムを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中5週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行 IN 川崎賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オンワードワールドに3/4馬身交わされて2着となった。

12月20日、中5週で迎えた19戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた21戦目は、東風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、かんむり座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月6日、中4週で迎えた25戦目は、こと座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

9月5日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、墨田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。