ベルモントピュア（1999年生、母キタサンピース）

ベルモントピュア（1999年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したキタサンピースが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方32戦4勝2着3回。2001年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)で2着に入った他、2002年の桜花賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

10月30日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は501kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビーピーマカーニに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のダイワボンバーを半馬身振り切って2勝目を収める

12月28日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ラヴァリーフリッグに半馬身交わされて2着となった。

3歳（2002年）

2月20日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のホクレアダンサーに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの’02桃花賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月22日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のラストトゥインクル賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、錦秋賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2003年）

2月1日、中4週で迎えた13戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ロッキープリンスに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、春暖賞（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、陽春賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、エメラルド賞（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（12戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のゼンノハリケーンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月29日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の’03スターライトカップ（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

6月8日、中0週で迎えた20戦目は、アルタイル賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（13戦4勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のドラマティックナイト賞（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（14戦4勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、チゴハヤブサに交わされて1馬身差の2着となった。

8月15日、中5週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、デネブ賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

6歳（2005年）

1月6日、約16か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の春駒賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のアメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月14日、中9週で迎えた27戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のメイスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた29戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7歳（2006年）

4月7日、約10か月半の休み明けで迎えた30戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた31戦目は、八丁湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。