ヴィルヌーヴダスク（2006年生、母ヌーヴァレジェンダ）

ヴィルヌーヴダスク（2006年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したヌーヴァレジェンダが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の冬木立特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

7月24日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月25日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウインノーザに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、2歳オープンのアグネスタキオン・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のファスリエフ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた8戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた12戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るサザンヴィットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

9月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、アドマイヤコジーン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、スウェプトオーヴァーボード賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

11月23日、中9週で迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2010年）

1月3日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2八九（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一12十三（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のドリームゴローに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2六（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したカトリエンペラーにクビ差届かず2着となった。

2月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したワイルドイマージュに半馬身届かず2着となった。

3月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴィクトワールをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月29日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた30戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた31戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた32戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプリティーパインをクビ差振り切って5勝目をつかんだ。

5歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた34戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず最後はニシノヤッコと並んで9着同着となった。

1月24日、中2週で迎えた35戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた36戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、はまなす特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた37戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、空木特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた38戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた39戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた40戦目は、楽天競馬特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。