エメラルストーン（2008年生、母オールモストフォーエヴァー）

エメラルストーン（2008年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（エメラルドより）＋石。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したオールモストフォーエヴァーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地5戦0勝、地方37戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿橋義昭から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月31日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月5日、中8週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトルピナス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、6着を確保した。

9月23日、中4週で迎えた9戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のクールオーシャンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のストリングビーンに2馬身半の差をつけて優勝

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で寺地誠一騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったクレバージブラルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で寺地誠一騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったダノンフォレストに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したセイザンスカイを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したダノンフォレストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（15戦2勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のガネーシャに2馬身の差をつけて優勝

8月8日、中2週で迎えた29戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず最後はブラボーソニックと並んで4着同着となった。

10月17日、中1週で迎えた33戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったパイライトパワーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、泉真太郎・朋子結婚記念（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた36戦目は、チュウオーバロン馬術優勝記念（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1一（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードアークから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

1月2日、中2週で迎えた38戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、お年玉とく戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月12日、中0週で迎えた39戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユノラングラーから3馬身差の2着となった。

1月20日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた41戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトニフィカーレから1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた42戦目は、アメジスト（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。