スピードアラシ（1991年生、母ブゼンスワン）

スピードアラシ（1991年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時15歳）と交配したブゼンスワンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）上田牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回、地方17戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の節分賞(900万下)。

経歴

デビュー前

新貝啓介厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1993年）

9月2日、デビュー戦は久保秀男騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は475kg。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保秀男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保秀男騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったザマハヤブサから半馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保秀男騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントスイートからアタマ差の2着に甘んじた。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保秀男騎手（4戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイグレースに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の青雲賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサブノトウショウからハナ差の2着となった。

12月27日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（1994年）

2月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のきんせんか特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の雲取賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月17日、中7週で迎えた11戦目は、3歳戦の羽田盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた13戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月18日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、オパール特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は久保秀男騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシワズオペラからクビ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のゴールドカップ（浦和ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は桑島孝春騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた16戦目は、しもつき特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は久保秀男騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、扇島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノショウブから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒゼンマサムネにクビ差届かず2着となった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオノデンオージャをハナ差振り切って制した。

3月4日、中3週で迎えた20戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた22戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた24戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた28戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエストラードを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

10月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、甲斐路ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた31戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた32戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5歳（1996年）

1月15日、中4週で迎えた33戦目は、アレキサンドライトステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた35戦目は、内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月20日、約8か月の休み明けで迎えた36戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェイドチャンプからクビ差の2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーマロンに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6歳（1997年）

8月2日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。