イシノマクセル（1993年生、母イシノミドリ）

イシノマクセル（1993年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のアイシーグルーム（当時10歳）と交配したイシノミドリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）荒谷牧場。戦績は、地方40戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の’98船橋ジョッキーズグランプリ(一般C2)。

経歴

デビュー前

坂本安厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1996年）

6月26日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイランドノーブルから半馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、岩崎佳生騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノルションに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩崎佳生騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎佳生騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1998年）

3月16日、約19か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C3七（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユンヌフルールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3七（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた8戦目は、福岡登騎手を鞍上に迎えて、一般C3十（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジングウオーロラに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3七（船橋ダート1400m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイエントクオーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマツタイセイに5馬身の差をつけて制した。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアルダンスターに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月20日、中2週で迎えた12戦目は、イワツバメ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（11戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ジャストオントップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた17戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、’98船橋ジョッキーズグランプリ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダブルウイングに3馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

6歳（1999年）

1月26日、中5週で迎えた18戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイカツスピードに4馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

4月27日、中9週で迎えた21戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、ヒバリ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（13戦4勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた23戦目は、紅花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（14戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1九十（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（15戦4勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月16日、中0週で迎えた25戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（16戦4勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた26戦目は、夏木立特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋田実騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（17戦4勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（18戦4勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた30戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（19戦4勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（20戦4勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月20日、中4週で迎えた33戦目は、一般C1八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（21戦4勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1七（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7歳（2000年）

1月21日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（22戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2六ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（23戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2五イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（24戦4勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた38戦目は、一般C2八（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（25戦4勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた39戦目は、一般C2十（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（26戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のハニーハーブに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月4日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（27戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したラウンドボーイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。