トーホウビッグガン（2010年生、母トーホウメドゥーサ）

トーホウビッグガン（2010年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大きい銃」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したトーホウメドゥーサが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2013年）

1月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったタイセイウインディに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のニホンピロバロンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雪/重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月1日、約8か月の休養明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2014年）

2月15日、中8週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4月18日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、イースター特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた13戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月22日、中8週で迎えた14戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、紫苑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月15日、中0週で迎えた17戦目は、野馬追賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、材木座特別（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、胡桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったナシートアミーラをクビ差捉え切れず2着となった。

5歳（2015年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた21戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のホクレアポパイに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月27日、中5週で迎えた22戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、鎌北湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のホクレアポパイを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4月16日、中2週で迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、いちご賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、米海軍友好親善杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアッリヴァーレに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた25戦目は、初夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6歳（2016年）

5月12日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた27戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、薄暑特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、清和特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた29戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、南風特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた30戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、マイニット杯（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた31戦目は、地獄星人「ヒッポリト星人」杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。