シゲルイガ（2011年生、母マイネオルビット）

シゲルイガ（2011年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋『伊賀』令制国名（旧国名）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したマイネオルビットが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庫宝牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方26戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庫宝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって157.5万円で落札された。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月28日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2014年）

3月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

6月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

8月2日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた11戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のノースハーモニーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月28日、中3週で迎えた12戦目は、ゆきやなぎ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月12日、中9週で迎えた15戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、緑陰特別（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、向暑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた17戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた19戦目は、カツマルくんカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた20戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山林堂信彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

10月7日、中4週で迎えた21戦目は、草野仁さんご来場ありがとう記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山林堂信彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、トルネード賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山林堂信彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したディファーストを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、電撃賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山林堂信彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したシナノカラーに半馬身届かず2着となった。

12月16日、中3週で迎えた24戦目は、ラピッド賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山林堂信彦騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5歳（2016年）

1月1日、中1週で迎えた25戦目は、エクスプレス賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山林堂信彦騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

1月27日、中3週で迎えた26戦目は、サイクロン賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山林堂信彦騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山林堂信彦騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のイッツマインをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

3月1日、中1週で迎えた28戦目は、一閃賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山林堂信彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったクリールジェニーを3/4馬身捉え切れず2着となった。

3月31日、中3週で迎えた29戦目は、紫電賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山林堂信彦騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月12日、中5週で迎えた30戦目は、青嵐賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山林堂信彦騎手（12戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた31戦目は、雷鳴賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で山林堂信彦騎手（13戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

7月31日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、コマドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた33戦目は、ユリカモメ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパイロットに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

8月28日、中1週で迎えた34戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた35戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた36戦目は、ハマアザミ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。