フロントフィールド（1996年生、母アイテイマドンナ）

Front Field

1996.05.24

フロントフィールド（1996年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時14歳）と交配したアイテイマドンナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は坂本 正紀。戦績は、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本正紀から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、坂本正紀から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

井手正則厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1998年）

7月31日、デビュー戦は伊藤健児騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤健児騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた3戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のストームに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤健児騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3歳（1999年）

1月27日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の’99ベストスパー特別（2）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤健児騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤健児騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月26日、中9週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤健児騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、かなり遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタカラウイングを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

5月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若松特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤健児騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（4）（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤健児騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた10戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアスター特別（大井ダート1600m 内回り 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた11戦目は、矢内博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’99ベストステッキ特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（6）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤健児騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。