レッドハイヒール（2006年生、母トロピカルフラワー）

レッドハイヒール（2006年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「赤いハイヒール。母名（赤色の花）より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したトロピカルフラワーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地28戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、カミイスタットから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、カミイスタットから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、新田和己によって735万円で落札された。

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月7日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

11月29日、中9週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

3歳（2009年）

1月25日、中4週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったキタサンハナミチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中8週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のタマモリバーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のエーシンシークルーに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

9月13日、中9週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、メイビリーヴにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月3日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月13日、中9週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に敗れた。

4歳（2010年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。

7月31日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイメイザクラからクビ差の2着に甘んじた。

9月19日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2011年）

2月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。