ダンシングメリー（1999年生、母フジノダンサー）

ダンシングメリー（1999年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時18歳）と交配したフジノダンサーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）幌村牧場。戦績は、地方22戦5勝2着3回。2001年のサツカーボーイ特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

8月29日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシバノジョオウからクビ差の2着に甘んじた。

10月3日、中4週で迎えた2戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のパグに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカジョオーに2馬身半の差をつけて制した。

11月28日、中4週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサツカーボーイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2002年）

1月7日、中5週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の松竹梅特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦の紅梅特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジーエムスペシャルに1馬身の差をつけて1位に入線したが、その後6着に降着となった。

4月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサスペンドリウムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

10月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1九十（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニンブルランサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、ホワイトエンジェル賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドフィンガーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

6月26日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、夏木立賞（大井ダート1190m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた15戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、サードニックス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

11月4日、中7週で迎えた18戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、しもつき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B2（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクトップランからハナ差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般A2 B2（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレシドクラウンから1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

1月4日、中2週で迎えた21戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、荒尾金盃（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。