ベンダバリラビア（2020年生、母エーシンラクーン）

ベンダバリラビア（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「疾風怒濤(西)」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したエーシンラクーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。主な勝ち鞍は2022年のメイクデビュー中京(新馬)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、幅田昌伸によって440万円で落札された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月17日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は526kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッドラグラスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったカレンアルカンタラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月4日、中7週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴッドブルービーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月21日、中7週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

8月6日、中6週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月26日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、4着に入った。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月31日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月11日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のギーロカスタルをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムサイレンススズカカップ（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

11月2日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（9戦3勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムグランアレグリアカップ（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5歳（2025年）

1月26日、中9週で迎えた20戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの江戸川ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（10戦3勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた23戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月15日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は今村聖奈騎手（11戦3勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの会津ステークス（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（12戦3勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はR.R.キング騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月27日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

2025年9月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。