ダンツペンダント（2013年生、母ノースプリンセス）

ダンツペンダント（2013年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋首飾り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時13歳）と交配したノースプリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地15戦4勝。主な勝ち鞍は2018年の太宰府特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって561.6万円で落札された。6歳のとき、山元哲二から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シンボリ牧場によって2,365万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月27日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイエスペガサスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月2日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のシャクンタラーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。

4歳（2017年）

1月21日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

8月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

5歳（2018年）

2月10日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のフライングレディに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のエマノンをアタマ差振り切って勝利をモノにする

4月15日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6歳（2019年）

1月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月17日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムフタエマルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月27日、中5週で迎えた18戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月17日、中4週で迎えた20戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2019年8月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。