エレアイム（2019年生、母アンブロワーズ）

エレアイム（2019年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アンブロワーズのオペラ歌曲ミニヨンに出てくる歌曲」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したアンブロワーズが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3歳（2022年）

3月6日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったクロンヌドラレーヌに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で西村淳也騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルフワイラを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2023年）

5月14日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月14日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西村淳也騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月12日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、真衣さん応援特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-8（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。