アイスメアー（2008年生、母ハロースウィーティ）

アイスメアー（2008年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「スイス登山鉄道の駅名」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したハロースウィーティが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤平和実。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤平和実から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、村上憲政によって105万円で落札された。

野田学厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2010年）

9月28日、デビュー戦は北野真弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミスヤマフジに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグリーンアイズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイボリーブラックを半馬身差し切って2勝目をゲットした。

3歳（2011年）

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のリライアブルに1馬身1/4の差をつけて優勝

7月2日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の大江山特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦3勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

8月3日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、ひまわり賞（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のバジリスを3/4馬身振り切って優勝

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ミミチャンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月25日、中3週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤオンリーを3/4馬身振り切って5勝目を挙げた。

7月22日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に敗れた。

9月15日、中4週で迎えた22戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したミチシルベを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウツレヅレに半馬身届かず2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るノベンバーペガサスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。