エグレムニ（2017年生、母ビーチアイドル）

エグレムニ（2017年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地中海のリゾート地のビーチ名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したビーチアイドルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2020年のマーガレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月24日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたマイネルヘルト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月1日、連闘で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカリオストロを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のジュビリーヘッドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの戎橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

4歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、最後はディヴィナシオンと並んで3着同着となった。

8月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月8日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウドウドウを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

2月27日、中4週で迎えた22戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

3月20日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

8月13日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、6着に入り込んだ。

11月6日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサトノアイに半馬身届かず2着となった。

12月28日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2022ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6歳（2023年）

6月18日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月28日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスのカウントダウンステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

7歳（2024年）

1月7日、中0週で迎えた36戦目は、4歳以上3勝クラスの新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの山城ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。