タマモリターン（2006年生、母サンドピクチャー）

タマモリターン（2006年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したサンドピクチャーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、地方29戦5勝2着7回。2008年の園田ジュニアカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒山義則厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2008年）

8月26日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したエンドスルーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月15日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったミナミノヒリュウに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤショウハーバーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカラテチョップをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3歳（2009年）

2月11日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた8戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したキヨミラクルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は板野央騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月7日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた12戦目は、三田肉のマルセ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアザレアボーイを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブルーラグーンをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、兵庫県フェニックス共済特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルーラグーンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳ハンデ地方重賞のコウノトリ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4歳（2010年）

4月14日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、DASHよかわ特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、相生ペーロン祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したマサノガーランドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、播磨町大中遺跡特別（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ひめじ広峰特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた23戦目は、サントリーザ・プレミアムモルツカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のベイサイドパークに4馬身の差をつけて5勝目をマークした。

7月22日、中1週で迎えた24戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は坂本和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキヨミラクルを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（13戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（14戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンバンバンクに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた28戦目は、豊岡・コウノトリ特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（15戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。