カラテチョップ（2006年生、母マイネリーベ）

カラテチョップ（2006年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時18歳）と交配したマイネリーベが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、地方15戦4勝2着3回。2009年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2009年の菊水賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、イワミ牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ジェントルマンホースクラブによって420万円で落札された。

寺嶋正勝厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2008年）

8月26日、デビュー戦は下原理騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は501kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルレイナに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中7週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のストロングヒロインを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月31日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたタマモリターン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2009年）

2月11日、中5週で迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキヨミラクルをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキヨミラクルを半馬身振り切って断然人気に応えた。

8月12日、中9週で迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

10月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳ハンデ地方重賞のコウノトリ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキヨミラクルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた11戦目は、香美町松葉ガニ特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたキーポケット決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月11日、中5週で迎えた14戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2012年）

9月5日、約31か月の休養明けで迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。