ストロングヒロイン（2006年生、母ジェイドストリーク）

ストロングヒロイン（2006年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「強い＋女性主人公」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時18歳）と交配したジェイドストリークが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方16戦5勝2着5回。2009年ののじぎく賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2008年の兵庫若駒賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛渡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

碇清次郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2008年）

9月23日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。馬体重は420kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフセノユメデビューに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したカラテチョップに半馬身届かず2着となった。

12月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファースペインに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

3歳（2009年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A（園田ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒノマルクンをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

6月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったバージンサファイヤに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた11戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

4歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた13戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた20戦目は、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、セレスダイヤモンドに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブリリアンストームを3/4馬身振り切って4勝目をマークした。

9月7日、中3週で迎えた22戦目は、夢千代特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドピアースにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月28日、中2週で迎えた23戦目は、化石発見! 丹波竜特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったタガノブリガデイロに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（10戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のウタマロボーイに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。