サザンウッド（1992年生、母スケアヘッドライン）

サザンウッド（1992年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時13歳）と交配したスケアヘッドラインが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

4月2日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシュートシュートに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月21日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1996年）

6月16日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したカオリファーストを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアサクサガゼボーに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラタイシーオーをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月15日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月31日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。