シーキングブレーヴ（2009年生、母フジノローリアス）

シーキングブレーヴ（2009年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のシーキングザダイヤ（当時8歳）と交配したフジノローリアスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦3勝2着3回。2011年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2011年の北海道2歳優駿(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月11日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイイブキを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月8日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのバトルプラン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月21日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアルデバラン賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイタッチを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のゴールドメダルを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったウィードパワーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はグラッツェーラと並んで2着同着となった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったシェアースマイルを半馬身捉え切れず2着となった。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた13戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。