インダストリアル（2005年生、母タケハナホープ）

インダストリアル（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「工業の、産業の」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したタケハナホープが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の池月・磨墨賞(一般C1一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中原牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

11月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

4月27日、中9週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテラノヘイローに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、池月・磨墨賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスピードキングをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2009年）

1月18日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月14日、中3週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた19戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったレッドゾーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中4週で迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月6日、中6週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた23戦目は、コスモス特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月2日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、晩秋賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた26戦目は、銀杏特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、雪割草特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトーセンビスタを半馬身捉え切れず2着となった。

3月12日、中3週で迎えた28戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた29戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた30戦目は、惜春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた31戦目は、杜若特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月25日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、宵待草特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、天の川特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。