クラウンロベルト（2012年生、母カワカミキラリン）

クラウンロベルト（2012年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時27歳）と交配したカワカミキラリンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、高昭牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、クラウンによって945万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月18日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

12月27日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月14日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた7戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月12日、中9週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2016年）

1月31日、中6週で迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、キンノシャチホコにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、エイシンアルマイトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、かに座特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチェルシーダンスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、しし座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストドロップを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノリクノオウに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルナーリンガスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、BAOOカップ2016（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドパールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5歳（2017年）

2月18日、中8週で迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月4日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

12月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモデストを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（2018年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 34（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパシコペンネッタに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月14日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したジュンコアーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月20日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリョウマオブローに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月4日、中5週で迎えた28戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガルーダに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月31日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のショウナンダイチに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月14日、中1週で迎えた30戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（12戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた31戦目は、かに座特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（13戦7勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、入梅特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。