サークルチェンジ（2003年生、母ラビットボール）

サークルチェンジ（2003年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「変化球の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したラビットボールが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は片山牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、片山修から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ノーザンファームによって1,575万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月23日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

3歳（2006年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

4月2日、中7週で迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアースジャンヌにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月28日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったマイウイングスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月6日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2六（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5歳（2008年）

3月28日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。