シクレノンビオス（1984年生、母フアーザークイン）

シクレノンビオス（1984年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したフアーザークインが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月30日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したオオミーアキノを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1987年）

6月28日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のチェサピークをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月18日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた5戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るリネンプリンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月13日、中4週で迎えた6戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の花園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、L.オサリバン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’87ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（1988年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の若水特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。