リネンプリンス（1983年生、母ヨシノテスコ）

リネンプリンス（1983年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のネヴアーダンス（当時11歳）と交配したヨシノテスコが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着5回、地方21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月5日、デビュー戦は4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は478kg。鞍上は増井裕騎手。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したサチモローラを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4月20日、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったジョーバガボンドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月3日、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月16日、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月24日、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月14日、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月20日、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

10月11日、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山雅夫騎手。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったトウカイジュノーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月2日、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山雅夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ジョイフルタテヤマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山雅夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月16日、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山雅夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャットオーに2馬身の差をつけて勝利を決めた。

11月30日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月14日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1987年）

2月1日、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月14日、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横山雄一騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボールドピリカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

3月22日、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月26日、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武田悟騎手。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月9日、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北川和典騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、シクレノンビオスに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月16日、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサチモローラをハナ差だけ差し切ってトップでゴールに入った。

9月5日、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月20日、4歳以上900万下の西脇特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月10日、4歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月1日、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（1988年）

3月13日、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は原洋順騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月6日、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月28日、ふじの花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原洋順騎手。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月2日、木曽川特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤浩臣騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月14日、あやめ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小岩英敏騎手。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月21日、水車特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は樋口富男騎手。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月14日、師走特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月29日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1989年）

1月26日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカリマタボーイからハナ差の2着に甘んじた。

2月6日、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月21日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスターキングに1馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

3月7日、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月12日、アネモネ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月3日、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小岩英敏騎手。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月24日、一般C1イ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は樋口富男騎手。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月16日、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口富男騎手。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月30日、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口富男騎手。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月14日、一般C1ニ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口富男騎手。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月10日、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で樋口富男騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で樋口富男騎手。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は古川彰騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。