テクネチウム（2021年生、母プリンセス）

Technetium

2021.05.05

テクネチウム（2021年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「元素名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時14歳）と交配したプリンセスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は橋本牧場。主な勝ち鞍は2024年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤千豊によって286万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月28日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

6月1日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月27日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンヴァンノに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。