サトノオンリーワン（2015年生、母クリームオンリー）

サトノオンリーワン（2015年1月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+唯一の。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したクリームオンリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2019年の奥の細道特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、里見治によって1億3,500万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月4日、デビュー戦はJ.モレイラ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったステルヴィオにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルキャドーにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月26日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月6日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したドルチェラヴィータに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月25日、中8週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトロージーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタンタフエルサをアタマ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2019年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月14日、中9週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミヤジユウダイをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月6日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

5歳（2020年）

2月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 雨/不良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

6歳（2021年）

10月10日、約16か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

7歳（2022年）

3月13日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

2022年3月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。