マイネルキャドー（2015年生、母モントレゾール）

マイネルキャドー（2015年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋贈り物（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したモントレゾールが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2017年のひいらぎ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって594万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（28万×50口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のサトノオンリーワンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のハーグリーブスに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2019年）

3月30日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスのシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5歳（2020年）

4月19日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 21（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブルベアブロッコリに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアブロッコリに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、祝・成人一年前特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で林謙佑騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピーディダブルに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月5日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月5日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、わたちゃん十周年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、濱尚美騎手応援特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。