ダノンアンチョ（2007年生、母アンチョ）

ダノンアンチョ（2007年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名」。毛色は芦毛。種牡馬のUnbridled's Song（当時14歳）と交配したアンチョが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年のなずな賞(C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって6,615万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月12日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は536kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネアロマに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2010年）

6月6日、約11か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

8月9日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったユキノイダテンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アイアンブローに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったモカビーンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、デュラビリティに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2012年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のサワノボンバーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、なずな賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコードロンに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月14日、中9週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。