セイユウロマンス（2014年生、母エリモロマンス）

セイユウロマンス（2014年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恋愛小説」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時9歳）と交配したエリモロマンスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C3-5。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

3歳（2017年）

5月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた4戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ウツボの唐揚げ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、黄金生姜のかき揚げ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイファーヒロインに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、葉ニンニクのすき焼き特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月20日、連闘で迎えた10戦目は、井上オークス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイユウダンサーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2018年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイリオナに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月2日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、さつき会in四国特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた17戦目は、優妃嘉ちゃん1才特別（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエアマエルに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

7月28日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、コンプレアンノに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のボンマルシェに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、月見草特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマジックバラードを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月28日、中6週で迎えた22戦目は、ソナレノギク特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた24戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、美和記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。