ハセノミデア（1989年生、母ハセノトウショウ）

ハセノミデア（1989年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時9歳）と交配したハセノトウショウが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の洞爺湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月8日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、キタケイコーに交わされて2馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスネークホークに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のニシノハナカゴに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月5日、中9週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着に入った。

12月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

4歳（1993年）

6月13日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウマロニエに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月13日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のラテルネをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。