ディープサウンド（2008年生、母ジョセット）

ディープサウンド（2008年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したジョセットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦3勝2着1回。2011年のニュージーランドトロフィー(G2)で4着に入った他、2011年の共同通信杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、RunnymedeFarmから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、増田雄一によって3,517.5万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したランパスインベガスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモソーンパークに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中7週で迎えた3戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のナカヤマナイトに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月26日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3歳（2011年）

2月13日、中6週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

4月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月7日、中3週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて17着に敗れた。

11月13日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、C.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

4歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイヨールを上がり4位タイの末脚で半馬身差し切って優勝

3月17日、中9週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

7月7日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

6歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた22戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた24戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のオフサイドトラップカップ（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

12月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7歳（2015年）

1月25日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

2月14日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月16日、中7週で迎えた31戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月24日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8歳（2016年）

3月26日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた35戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた36戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。