エンキンドル（2011年生、母ラヴィングプライド）

エンキンドル（2011年5月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「燃え立たせる」。毛色は青毛。種牡馬のパイロ（当時6歳）と交配したラヴィングプライドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3歳（2014年）

2月9日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハナリュウセイを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月23日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったスピナッチにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

6月7日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

8月10日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ビーチブレイブに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のステージジャンプを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヒラボクレジェンドに3馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月18日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

12月27日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2016年）

1月5日、連闘で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

2月27日、中7週で迎えた20戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオルナを豪脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月10日、中5週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7歳（2018年）

6月17日、約25か月の休み明けで迎えた23戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた25戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。