オルナ（2012年生、母ショウナンアクト）

オルナ（2012年1月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランド神話の巨人族の王『テトラ』の剣名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したショウナンアクトが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。主な勝ち鞍は2018年の摩耶ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2015年）

1月24日、中5週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルエベッサンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンナセルをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ネオジェネシスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月2日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケンベストカフェに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4歳（2016年）

1月9日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、テイエムジンソクに交わされて3馬身差の2着となった。

2月27日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、エンキンドルにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月23日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のストライクイーグルをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

5歳（2017年）

3月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スノードルフィンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のヴァローアに1馬身3/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月7日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2018年）

2月25日、約10か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

11月24日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のアルドーレに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7歳（2019年）

2月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、アルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた28戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた29戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。