アルドーレ（2015年生、母ティックルピンク）

アルドーレ（2015年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「情熱(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したティックルピンクが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2021年の平安ステークス(G3)で4着に入った他、2022年のブリリアントステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2018年）

2月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ストーミーバローズに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のヴィジャランスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月14日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハクサンペリーに2馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

11月17日、中4週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエルデュクラージュに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月22日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったオルナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

2月3日、中5週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドアトゥをアタマ差振り切って制した。

3月24日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦4勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2020年）

4月25日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月6日、中5週で馬体重を前走から28kg戻して迎えた11戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

8月15日、中3週で迎えた13戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウワザシを強烈な末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

10月3日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2021年）

3月7日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月18日、中5週で迎えた16戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月22日、中4週で迎えた17戦目は、G3の平安ステークス（中京ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月27日、中4週で迎えた18戦目は、大沼ステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7歳（2022年）

2月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

2月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったグレートタイムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

5月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハヤブサナンデクンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月18日、中6週で迎えた24戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた25戦目は、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9歳（2024年）

1月7日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

3月3日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた29戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。