ハートホイップ（2019年生、母ドキドキマドンナ）

ハートホイップ（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「泡立てたハートマーク。父名、母名、生産者名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時13歳）と交配したドキドキマドンナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は聖心台牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、聖心台牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって484万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額880万円（2.2万×400口）で一口馬主が募集された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したニシノタマユラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

4月17日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月17日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で泉谷楓真騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた6戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

10月10日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のドンコルネに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた10戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったオールザベストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトゥーナノクターンをクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

4歳（2023年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた13戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2024年）

4月20日、約9か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラスの浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月16日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたヤマニンアストロン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るギルティプレジャーをクビ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

2022年8月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。