エーシンミズーリ（2008年生、母セントルイスガール）

エーシンミズーリ（2008年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの州名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したセントルイスガールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地32戦6勝2着9回。2013年の米子ステークス(オープン)に勝利した他、2013年のポートアイランドステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月30日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたヴィジャイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月19日、中4週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたカーマイン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラプリエールに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月27日、中5週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたサウンドバスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたレッドセインツ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウアジェトを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月9日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したタイキパーシヴァルに3/4馬身届かず2着となった。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったエーシンハーバーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したクィーンズバーンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中3週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の柳川特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2012年）

5月12日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のタマモマーブルに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカネトシディオスを3/4馬身振り切って優勝

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月28日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の2012ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（2013年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた21戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月3日、中2週で迎えた22戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したトウケイヘイローを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月31日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクランモンタナに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月11日、中5週で迎えた24戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

6月16日、中4週で迎えた25戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサワノパンサーに2馬身の差をつけて6勝目を収める

9月29日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたドリームバスケット決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた29戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2014年）

11月2日、約11か月の休養明けで迎えた30戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた31戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7歳（2015年）

2月22日、中8週で迎えた32戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。