サクラサクシード（2002年生、母サクラジュリエット）

サクラサクシード（2002年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋受け継ぐ、成功する」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したサクラジュリエットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般D1-4。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月14日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

3歳（2005年）

2月17日、中9週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の諭鶴羽山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた6戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月3日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオートマーチに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザブリーズに半馬身の差をつけて2勝目を収める

6月9日、中2週で迎えた9戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセレジェイラから半馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。16着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた11戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2006年）

4月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた13戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-3（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマキチャンヒカルをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月7日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、一般D1-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジンデンキセキ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、豊富ミルク特別（札幌(地)ダート1000m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ケフェウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンエリシオからクビ差の2着に甘んじた。

7月13日、連闘で迎えた19戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、オメガ特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、沼田町夜高あんどん祭り30回記念特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月28日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D1-4（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスパークに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月5日、連闘で迎えた23戦目は、ふたご座特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月19日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、馬人特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、がんばれ馬産地特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた26戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（2007年）

1月5日、中1週で迎えた30戦目は、竹之内永輝牌（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤利征騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。