メイショウゲンセン（2017年生、母メイショウデイム）

メイショウゲンセン（2017年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+厳選」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したメイショウデイムが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は太陽牧場。2023年のオパールステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

5月2日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月23日、中2週で迎えた2戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月30日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインヴェルメリオをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

3月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたホワイトロッジ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの平ヶ岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のサンセットオーラに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マイネルジェロディに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月16日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6月4日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

9月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2023年）

2月18日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のショウナンアメリアに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

3月11日、中2週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、レディバランタインにクビ差交わされて2着となった。

6月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、スリーパーダに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中9週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヒルノローザンヌに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

10月8日、中6週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のシングザットソングをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月3日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

7歳（2024年）

2月11日、中9週で迎えた19戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（8戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。

2024年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。