グラスミリオン（2018年生、母グラスブロード）

グラスミリオン（2018年5月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+100万」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時18歳）と交配したグラスブロードが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2021年の名古屋モーニングフィーバー27。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

3歳（2021年）

3月7日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月12日、中0週で迎えた11戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインバシリスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月20日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウアシュラに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマルヨポピーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のKanaeバースデイ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた19戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパッションクインに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた20戦目は、香嵐渓特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。