ウインバシリス（2018年生、母マミモナ）

ウインバシリス（2018年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+女王(古代ギリシャ語Basileusの女性形)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したマミモナが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日の出牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C28。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日の出牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって691.2万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月11日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2021年）

4月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月12日、中0週で迎えた6戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、グラスミリオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、メイショウクラークに交わされて6馬身差の2着となった。

10月13日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、今村直人さま生誕38周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、祝久野彰定年退職記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、いつも身近にお馬さん記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のトゥルーウィッシュに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月19日、中2週で迎えた17戦目は、乙川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浅野皓大騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浅野皓大騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浅野皓大騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた21戦目は、現名古屋競馬場ファイナル冠協賛（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浅野皓大騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったアヒージョケッパーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。