ヤシマテンリュウ（1994年生、母リングヒロイン）

ヤシマテンリュウ（1994年5月16日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時20歳）と交配したリングヒロインが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の一般C5ヌ。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3歳（1997年）

7月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた7戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた9戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、岡田康志騎手を鞍上に迎えて、一般C5ヨ（足利ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレートエスケープから1馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、一般C5リ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ヌ（宇都宮ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤノストームに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5ハ（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマリンクロスに4馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C5（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、中0週で迎えた18戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三上智也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサベンケイからクビ差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた21戦目は、一般C4ハ（足利ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は三上智也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三上智也騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったローランパトリオから2馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた25戦目は、一般C4（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた26戦目は、一般C4（足利ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアキノブレーブに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

10月5日、連闘で迎えた27戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、霧降賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。