シゲルキョホウ（2009年生、母アカンテ）

シゲルキョホウ（2009年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巨峰」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したアカンテが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、恵比寿興業那須野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって367.5万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月26日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったストリートハンターに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月25日、中5週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2012年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

5月19日、中4週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードアマンドに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。