アンダーカウンター（2005年生、母Counter Cat）

アンダーカウンター（2005年3月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「密かに、こっそり」。毛色は栗毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時9歳）と交配したCounter Catが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回、中央障害2戦0勝。2008年のユニコーンステークス(G3)で4着に入った他、2010年のすばるステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は504kg。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビーチパトロールに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月11日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモサレオスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズラッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

4月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦2勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

5月11日、中4週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリーンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のセントラルコーストに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月27日、中5週で迎えた10戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったセントラルコーストに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月24日、中3週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムザエックスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月20日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったダノンカモンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロラパルーザに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手にした。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2010年）

2月6日、中6週で迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

4月3日、中4週で迎えた22戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

12月19日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6歳（2011年）

1月15日、中3週で迎えた25戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月2日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7歳（2012年）

3月31日、約6か月の休み明けで迎えた29戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた30戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。